2026年8月1日から13日にかけて行われるATP/WTA1000大会、通称カナディアンオープン(男子はモントリオール、女子はトロント)が、開幕を前にして上位選手の欠場に揺れている。7月下旬の金曜日、世界1位のヤニック・シナーとノバク・ジョコビッチが同じ日に欠場を表明した。
男子は「三強」が不在に
シナーは声明で、チームとともに様々な要素を慎重に検討した結果、モントリオール欠場という難しい決断に至ったと説明した。健康を最優先すべきだと判断したこと、出場できないのは残念であり、また戻ってきたいという意思も併せて述べている。
39歳のジョコビッチは近年、出場する大会を絞り込む姿勢を続けており、カナダの大会には2018年を最後に出場していない。今回の欠場は、その延長線上にあるものと言える。
もう一人、カルロス・アルカラスの名前はそもそもエントリーリストになかった。右手首の負傷により、4月のバルセロナ以降は公式戦から遠ざかったままだ。結果として、現在のATPを牽引する3人が2年続けて同じ大会を揃って欠くという事態になった。
女子トロントでも5名が欠場
欠場は女子側にも及んでいる。世界6位でウィンブルドン準優勝のカロリナ・ムホバは手術後の回復を理由に取りやめた。世界12位のビクトリア・ムボコは前年の覇者だが、クイーンズクラブでの膝の負傷が影響した。さらにエマ・ラドゥカヌ(世界38位)、ヘイリー・バプティスト(世界33位)、ダヤナ・ヤストレムスカ(世界74位)を加えた計5名が姿を消している。
報じられている欠場理由はいずれも負傷、あるいは術後の回復と体調管理であり、それ以上の事情が伝えられているわけではない。
日程を後ろ倒ししても、なお
大会を運営するTennis Canadaは今年、開催時期を後ろにずらしている。2025年はウィンブルドン決勝から2週間後の開幕で、過密日程が欠場続出を招いているという批判を受けていた。今年はその間隔を3週間に広げた。
それでも上位選手の欠場は止まらなかった。この結果を受け、マスターズ1000大会を2週間制で運営する現行フォーマットそのものに対する疑問の声が、大会関係者の側から改めて上がっている。カレンダーのどこを削るかという問題は、開催時期を1週間動かすだけでは解けないところまで来ているのかもしれない。
選手個々の判断は、あくまで自らの身体と長いシーズンを見据えたものだ。問われているのは、その判断を繰り返し迫るツアー全体の設計のほうだろう。
情報源
情報源: Yahoo Sports(英語)
https://sports.yahoo.com/tennis/article/canada-masters-director-airs-grievances-with-atp-after-jannik-sinner-and-novak-djokovic-withdraw-1-week-before-tournament-220406543.html
情報源: Tennis365(英語)
https://www.tennis365.com/tennis-features/canadian-open-withdrawal-list-carlos-alcaraz-emma-raducanu-joined-karolina-muchova
情報源: Tennis365(英語)
https://www.tennis365.com/tennis-news/jannik-sinner-novak-djokovic-canadian-open-writhdrawals
情報源: Tennishead(英語)
https://tennishead.net/jannik-sinner-releases-statement-as-he-withdraws-from-the-canadian-open-im-disappointed/











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