大会プロフィール
| ツアー | 男子(ATP) |
|---|---|
| グレード | ツアーファイナル |
| サーフェス | ハード |
| 開催地 | イタリア・トリノ(Inalpi Arena) |
| 開催時期 | 11月 |
ATPツアーのシーズン最終戦。年間成績上位のシングルス8選手・ダブルス8組のみが出場し、ラウンドロビン方式で年間王者を争う。1970年創設、2021年からイタリア・トリノのInalpi Arenaで開催(2027年まで開催決定)。
Nitto ATP Finals(ATPファイナルズ)
Nitto ATP Finals(ATPファイナルズ)は、ATPツアーのシーズン最終戦です。
その年の成績上位のシングルス8選手とダブルス8組だけが出場し、通常のトーナメントとは異なるラウンドロビン方式で年間王者を争います。
四大大会やATP Masters 1000と並んで男子ツアーを代表する大会の一つで、無敗で優勝すると最大1,500ランキングポイントを獲得できます。
2026年大会はイタリア・トリノのInalpi Arenaで開催され、シングルスは第57回、ダブルスは第52回の開催となります。
2026年ATPファイナルズの日程
2026年Nitto ATP Finalsは、11月15日から22日までイタリア・トリノで開催されます。会場はInalpi Arenaです。
2026年8月時点で、出場を確定させているのはヤニック・シナーとアレクサンダー・ズベレフの2人です。残る出場枠は、シーズン終盤まで続くPIF ATP Live Race to Turinの順位によって決まります。
※出場資格の争いは大会直前まで大きく動くため、最終的な出場8選手・8組は大会開催が近づいた時点で改めて確認・更新します。
ATPファイナルズの出場資格
ATPファイナルズには、シーズンの年間成績を反映するPIF ATP Live Race to Turinを基準に、原則として上位8選手が出場します。ダブルスも年間成績上位8チームが出場します。
世界ランキングの順位で自動的に出場が決まるわけではなく、そのシーズンに獲得したRaceポイントによって出場権を争う点が、通常の大会と異なります。シードの順位も、シーズン最後のATPツアー大会終了後のRace順位などをもとに決定されます。
ATPファイナルズの大会方式
ATPファイナルズ最大の特徴は、一般的なノックアウト方式ではなくラウンドロビン方式を採用していることです。
シングルス8選手を4人ずつ2つのグループに分け、それぞれ総当たり戦を行います。各選手はグループステージで3試合を戦い、各グループ上位2人が準決勝へ進出します。準決勝はグループA1位対グループB2位、グループB1位対グループA2位の組み合わせで行われ、勝者が決勝へ進みます。シングルスは決勝を含めてすべて3セットマッチです。
ダブルスも8組を2グループに分けたラウンドロビン方式ですが、試合形式は2セット・マッチタイブレーク方式です。
勝利ごとにランキングポイントが加算され、ラウンドロビン1勝で200ポイント、準決勝勝利で400ポイント、決勝勝利で500ポイントが与えられます。ラウンドロビン3試合を全勝し、そのまま準決勝・決勝も勝てば最大1,500ポイントを獲得できます。
| 成績 | 獲得ポイント |
|---|---|
| 無敗優勝 | 1,500 |
| 決勝勝利 | 500 |
| 準決勝勝利 | 400 |
| ラウンドロビン1勝 | 200 |
2025年大会結果
2025年男子シングルスでは、ヤニック・シナーがカルロス・アルカラスを7-6(4)、7-5で破り、大会連覇を果たしました。ハムストリングの負傷を抱えたアルカラスを相手に、シナーは無敗のまま優勝しています。
男子ダブルスは、ハリ・ヘリオバーラ/ヘンリー・パッテン組が、ジョー・サリスバリー/ニール・スクプスキ組を7-5、6-3で破って優勝しました。
| 種目 | 決勝結果 |
|---|---|
| シングルス |
|
| ダブルス |
|
2026年大会終了後、この欄を2026年結果へ更新します。
ATPファイナルズの賞金
ATPファイナルズの賞金体系は、通常大会の「1回戦・2回戦・準々決勝」という固定賞金とは異なり、出場料に加えてラウンドロビン勝利、準決勝勝利、決勝勝利の賞金を積み上げる方式です。
2026年の正式な賞金配分は2026年8月時点では未発表のため、ここでは2025年大会の公式実績を参考値として掲載します。2025年大会全体の賞金総額は1,550万ドル(約24億6,450万円)でした。
2025年シングルス賞金
| 項目 | 賞金(米ドル/円換算) |
|---|---|
| 無敗優勝時の合計 | $5,071,000 (約8億629万円) |
| 決勝勝利 | $2,367,000 (約3億7,635万円) |
| 準決勝勝利 | $1,183,500 (約1億8,818万円) |
| ラウンドロビン1勝 | $396,500 (約6,304万円) |
| 3試合出場料 | $331,000 (約5,263万円) |
| 補欠選手 | $155,000 (約2,465万円) |
出場料は実際に戦った試合数に応じて変動し、1試合なら$165,500 (約2,631万円)、2試合なら$248,250 (約3,947万円)、3試合なら$331,000 (約5,263万円)です。2025年大会ではシナーが無敗優勝し、$5,071,000を獲得しました。これは大会史上最高額の優勝賞金です。
2025年ダブルス賞金(チーム単位)
| 項目 | 賞金(米ドル/円換算) |
|---|---|
| 無敗優勝時の合計 | $959,300 (約1億5,253万円) |
| 決勝勝利 | $356,800 (約5,673万円) |
| 準決勝勝利 | $178,500 (約2,838万円) |
| ラウンドロビン1勝 | $96,600 (約1,536万円) |
| 3試合出場料 | $134,200 (約2,134万円) |
| 補欠 | $51,700 (約822万円) |
ダブルスの出場料も試合数に応じて変動し、1試合なら$67,100 (約1,067万円)、2試合なら$100,650 (約1,600万円)、3試合なら$134,200 (約2,134万円)です。
円換算は2026年8月時点のUSD/JPYレート(1米ドル≈159円)による参考値で、実際の為替レートは日々変動します。2026年の公式賞金配分が発表された段階で、この欄を更新します。
ATPファイナルズの歴史
ATPファイナルズの歴史は1970年、Masters Grand Prixとして始まりました。
大会は1990年にATP Tour World Championshipsと改称され、1999年大会を最後に、2000年からTennis Masters Cupへと名称を変えました。その後2009年からはATP World Tour Finalsとしてロンドンのザ・O2で開催されるようになりました。
2017年から日東電工(Nitto)がタイトルスポンサーとなり、大会名がNitto ATP Finalsとなりました。ロンドン開催は2020年大会が最後となっています。
2021年から開催地はイタリア・トリノへ移りました。トリノ初開催となった2021年大会ではアレクサンダー・ズベレフが優勝(2018年に続く2度目の優勝)。2022年・2023年はノバク・ジョコビッチ、2024年・2025年はヤニック・シナーが優勝しています。2024年のシナーの優勝は、大会史上初のイタリア人王者誕生でした。
ATPは2026年7月、トリノ開催を2027年まで延長すると正式発表しました。
ATPファイナルズの主な記録
男子シングルス最多優勝記録は、ノバク・ジョコビッチの7回です。ジョコビッチは2023年決勝でヤニック・シナーを破って7度目の優勝を達成し、ロジャー・フェデラーの6回を上回って単独最多となりました。
フェデラーは通算17回の出場で59勝17敗(勝率78%)を記録しており、この大会における通算最多勝利記録を保持しています。
出場資格の獲得回数では、ジョコビッチとフェデラーがともに18回で並び、歴代最多です。
日本での視聴と公式情報
Nitto ATP Finalsを含むATPツアーは、U-NEXTが2025年から2029年までの5年間、日本国内で独占ライブ配信しています。
大会公式サイトでは、出場権争い(Race to Turin)、ドロー、試合日程、結果、チケット、ニュース、動画などを確認できます。