2026年のウィンブルドン選手権で、望月慎太郎が男子シングルスのベスト16に進出した。グランドスラムでベスト16に入った日本男子は、オープン化以降では松岡修造・錦織圭・西岡良仁に続く4人目。ウィンブルドンに限れば、松岡・錦織に続く史上3人目の16強入りとなった。世界151位からの快進撃を振り返る。
予選を勝ち上がっての本戦
望月は当時世界151位。本戦のシード枠には遠く、予選から勝ち上がっての出場だった。2003年生まれの23歳は、2019年にウィンブルドンのジュニア部門を制し、日本男子として初めてジュニア世界ランキング1位に立った実力者。プロ転向後は故障やランキングの停滞にも直面したが、2025年11月に自己最高の世界92位を記録し、着実に地力を蓄えていた。
3回戦で第23シードを撃破
本戦での最大の山場は3回戦だった。相手は第23シードのラファエル・ホダル。第1セットを1-6と落とす苦しい立ち上がりながら、第2セットをタイブレークで奪い返すと、7-6、6-4、6-4と流れを引き寄せてフルセットの末に逆転勝利。シード選手を破り、自身初のグランドスラム・ベスト16を手繰り寄せた。
松岡修造・錦織圭に続く3人目
ウィンブルドンでベスト16に進出した日本男子は、松岡修造、錦織圭に続いて3人目。日本のテニスが積み重ねてきた系譜に、また一つ名前が加わった。日本男子がグランドスラムでどのように道を切り拓いてきたかは、「日本テニスの系譜」でも辿っている。
世界1位シナーの壁
4回戦の相手は、第1シードで大会連覇中の世界1位ヤニク・シナー。舞台はセンターコートだった。望月は3-6、6-7、3-6のストレートで敗れ、快進撃はここで止まった。トップ選手との力の差は残るものの、大舞台で臆さず挑んだ姿は、次への確かな手応えを残した。
錦織の次の世代へ
錦織圭が2026年シーズン限りでの引退を表明するなか、日本男子の次世代は着実に育ちつつある。望月に加え、2024年全豪オープンのジュニア王者で195cmの長身を持つ坂本怜ら、若い才能が国際舞台で結果を出し始めている。今回のベスト16は、その世代交代を象徴する一週間となった。
※本記事の記録・ランキングは2026年7月時点のもの。











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