伊藤あおい(いとう あおい)は、2004年5月21日生まれ、愛知県名古屋市出身の日本女子テニス選手。片手のフォアハンドスライスを軸にした、ツアーでも類を見ない変則的なスタイルで注目を集める。自ら「へにょへにょテニス」と呼ぶそのプレーは、力で押すのではなく、緩急とコース、回転で相手を撹乱してミスを誘うもの。WTAは彼女を「ツアーでほかのどんな選手とも異なる才能」と評している。
2022年にプロ転向。2024年10月のジャパン女子オープンでWTAツアー本戦に初出場すると、いきなりベスト4に進出して一気に名を知られた。2025年には世界9位のジャスミン・パオリーニを破るなど格上を次々と苦しめ、8月に自己最高の世界82位に到達。錦織圭をはじめ日本のトップ選手も、その独特のテニスがどこまで通用するかに注目している。
プロフィール
| ツアー | 女子(WTA) |
|---|---|
| 時代区分 | 2020年代 |
| ステータス | 現役 |
| 国籍 | 日本 |
| 生年月日 | 2004-05-21 |
| 身長 | 167 cm |
| 利き手 | 右利き |
| バックハンド | 両手打ち |
| 自己最高ランキング | 82 位 |
| 四大大会シングルス優勝 | 0 回 |
| ツアー優勝 | WTAツアー本戦優勝なし。2024年ジャパン女子オープンでWTAツアー本戦初出場・ベスト4。2025年1月にWTA125キャンベラ国際で優勝。※2026年7月時点 |
プレースタイル・人物像
カウンターパンチャー
棒立ちに近い構えから、片手のフォアハンドスライスやチョップを主体に試合を組み立てる変則派。ドロップショットで前へ誘い出し、抜き際にロブやパッシングで仕留めるなど、コートを広く使って相手のリズムを崩す。握力は12kgほどと非力ながら、その分を球種の多さと配球で補い、力任せの相手ほど自らミスを重ねて崩れていく。淡々としたテンポで進める点も、対戦相手にとっては的を絞りにくい。
気質・人物像
「へにょへにょテニス」という独特のプレーそのままに、既存の常識にとらわれないマイペースな人柄。筋トレをするくらいなら引退する、と公言するほどで、勝つための我流を貫く。大坂なおみが「彼女の試合が一番興味深い」と語るなど、その唯一無二の個性は同業のトップ選手をも惹きつけている。
オフコートの素顔
愛知県名古屋市の出身。握力は12kgほどと、トップ選手としては驚くほど非力だが、それを技術と工夫で補う独自のテニスを築き上げた。パワーやスピードが重んじられる現代の女子ツアーにあって、その変則的なスタイルは「絶滅危惧種」とも評され、世界に新鮮な驚きを与えている。
使用ギア
| ラケット | ダンロップと用具契約を結ぶ。2025年のWTA125キャンベラ国際もこのモデルで制した。 |
|---|---|
| シューズ | ミズノ ミズノのシューズを履く。 |
※ 上記のギア情報は2026年7月時点のものです。現在は異なる場合があります。
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