大会プロフィール
| ツアー | 女子(WTA)・男子(ATP) |
|---|---|
| グレード | グランドスラム |
| サーフェス | グラス |
| 開催地 | イギリス・ロンドン |
| 開催時期 | 6月下旬〜7月 |
四大大会(グランドスラム)の一つで、毎年6月下旬から7月にロンドンのオールイングランド・ローンテニス&クロッケークラブで開催される。1877年創設、グランドスラム唯一の天然芝(グラス)コート大会として知られる。
ウィンブルドン選手権(The Championships)
ウィンブルドン選手権は、イギリス・ロンドンのオールイングランド・ローンテニス・アンド・クロッケー・クラブ(All England Lawn Tennis & Croquet Club、AELTC)で開催されるテニスの四大大会(グランドスラム)の一つです。1877年創設で、四大大会の中で唯一、天然芝コートを使用します。
毎年6月下旬から7月にかけて行われ、男子・女子のシングルス、ダブルス、混合ダブルスに加え、ジュニアおよび車いす部門も実施されます。男女のシングルス優勝者には同額の賞金が授与されます。
2027年大会の日程
次回のウィンブルドン選手権は、2027年6月28日から7月11日までAll England Clubで開催される予定です。この日程は2026年8月時点でAELTC公式の正式発表はまだ確認できておらず、チケット関連サイトの案内に基づく情報のため、開催前に変更される可能性があります。詳細な試合日程や開始時刻についても、開催が近づいた段階で大会公式サイトの案内を確認する必要があります。
日本での放送・配信・視聴方法
2026年大会は、日本ではWOWOWが予選から本戦まで連日生中継・配信しました。放送・配信の対象や視聴方法は大会ごとに変わる可能性があるため、次回大会についてはWOWOWおよび大会公式サイトの案内を確認してください。
2026年大会結果
2026年大会は6月29日から7月12日まで開催されました。男子シングルスでは、ヤニック・シナーがアレクサンダー・ズベレフを6-7(7)、7-6(2)、6-3、6-4で破り、前年に続く連覇を果たしました。決勝では第1セットを落とした後に逆転しています。
女子シングルスでは、リンダ・ノスコバが同国チェコのカロリナ・ムホバを6-2、5-7、6-3で破り、初のグランドスラム・シングルス優勝を飾りました。
2026年主要種目の結果は以下の通り。
| 種目 | 決勝結果 |
|---|---|
| 男子シングルス | 優勝: ヤニック・シナー 準優勝: アレクサンダー・ズベレフ スコア: 6-7(7)、7-6(2)、6-3、6-4 |
| 女子シングルス | 優勝: リンダ・ノスコバ 準優勝: カロリナ・ムホバ スコア: 6-2、5-7、6-3 |
| 男子ダブルス | 優勝: ハリ・ヘリオバーラ/ヘンリー・パッテン 準優勝: マルセロ・アレバロ/マテ・パビッチ スコア: 7-6(4)、7-6(3) |
| 女子ダブルス | 優勝: グオ・ハンユー/クリスティナ・ムラデノビッチ 準優勝: ガブリエラ・ダブロウスキー/ルイザ・ステファニ スコア: 6-3、7-5 |
| 混合ダブルス | 優勝: マルセロ・アレバロ/イェレナ・オスタペンコ 準優勝: マーク・ポールマンス/ストーム・ハンター スコア: 4-6、7-5、6-2 |
男子ダブルスではパッテンがOpen Era以降のイギリス人選手として初めて同大会の男子ダブルスを2度制した選手となりました。女子ダブルスはグオ・ハンユーにとって自身初のグランドスラムタイトルで、ムラデノビッチは女子ダブルス通算7度目のグランドスラムタイトルとなりました。混合ダブルスはアレバロがエルサルバドル出身選手として初のウィンブルドン優勝を果たしています。
2026年の賞金
2026年大会の賞金総額は6,420万ポンド(£64.2 million、参考換算で約138億300万円)でした。男子・女子シングルスの賞金額は同額で、優勝者には各360万ポンド(約7億7,400万円)が授与されました。
| 成績 | シングルス賞金(男女各・ポンド/円換算) |
|---|---|
| 優勝 | £3,600,000 (約7億7,400万円) |
| 準優勝 | £1,800,000 (約3億8,700万円) |
| ベスト4 | £900,000 (約1億9,350万円) |
| ベスト8 | £480,000 (約1億320万円) |
| 4回戦 | £300,000 (約6,450万円) |
| 3回戦 | £185,000 (約3,978万円) |
| 2回戦 | £126,000 (約2,709万円) |
| 1回戦 | £80,000 (約1,720万円) |
円換算は2026年8月時点のGBP/JPYレート(1ポンド=約215円)による参考値で、実際の為替レートは日々変動します。2026年の賞金総額は2025年の5,355万ポンドから約20%増額しました。LTA公式によると、シングルス各ラウンドの賞金は平均で前年比22%増となっています。
ウィンブルドンの歴史
大会の起源は1877年、当時ウォープル・ロードにあったクラブが開催した男子シングルスにさかのぼります。第1回大会には22人が出場し、スペンサー・ゴアが初代王者となりました。1884年には女子シングルスと男子ダブルスが加わり、女子シングルスの初代優勝者はモード・ワトソンでした。1913年には女子ダブルスと混合ダブルスも選手権種目となりました。
1922年に会場を現在のチャーチ・ロードへ移転し、センターコートが新設されました。1968年にはプロ選手も参加するオープン化を迎え、現代のグランドスラムへとつながっています。
グランドスラム唯一の天然芝
ウィンブルドンは、四大大会で唯一の天然芝コート大会です。コートは2001年から耐久性を高めるため100%ペレニアルライグラスで育成されています。それ以前は、ペレニアルライグラス70%とクリーピングレッドフェスク30%の混合でした。
芝コートでは、ボールが低く滑るように弾みやすく、足運びと反応の速さが問われます。一方で、実際のバウンドは芝だけでなく、硬く乾いた土壌を含むコート全体の管理によって整えられます。大会期間中は芝刈り、ローリング、ラインの補修などを毎日行い、14日間の大会を支えています。
All England Clubと主要コート
開催地のAELTCは1868年にクロッケークラブとして発足し、1876年にローンテニスを活動に加えました。現在のチャーチ・ロードの敷地には、センターコート、No.1コートをはじめとするショーコートと外コートが配置されています。
センターコートは1922年に完成し、2009年から開閉式屋根を備えます。No.1コートにも2019年に開閉式屋根が導入され、雨天や日没による中断の影響を抑えられるようになりました。伝統を保ちながら、試合環境と観戦環境を段階的に整備してきたことも大会の特徴です。
白のウェア規定と大会の伝統
選手はコートに入る時点から「ほぼ全面的に白」のテニスウェアを着用しなければなりません。オフホワイトやクリーム色は白と認められず、衣類、ヘッドウェア、ソックス、シューズなどについても細かな規定があります。女性選手については、ショーツまたはスカートより長くないことを条件に、無地の中間色または濃色のアンダーショーツが認められています。
整備された芝、白のウェア、センターコート、観客が並ぶ「The Queue」、ストロベリー&クリームなどは、ウィンブルドンを象徴する要素です。こうした伝統は競技面の緊張感とともに、他のグランドスラムとは異なる大会の雰囲気を形づくっています。
ウィンブルドンの主な記録
男子シングルスの大会史上最多優勝はロジャー・フェデラーの8回です。2003年から2007年まで5連覇を果たし、2009年、2012年、2017年にも優勝しました。
女子シングルスの歴代最多優勝はマルチナ・ナブラチロワの9回です。1978年、1979年、1982年から1987年までの6連覇、1990年にタイトルを獲得しています。
ウィンブルドン公式情報
大会の日程、ドロー、結果、ライブスコア、チケット、観戦に関する最新情報は、The Championships, Wimbledon公式サイトで確認できます。
主要参考資料
Wimbledon公式「Prize Money and Finance」
LTA公式「Wimbledon prize money 2026」
Wimbledon公式「Clothing and Equipment」
Wimbledon公式「Grass Courts Preparation」
ATP Tour「Who won the Wimbledon title?」
WTA「Noskovaが初のグランドスラム優勝」
英語版Wikipedia「2026 Wimbledon Championships – Men’s doubles」
英語版Wikipedia「2026 Wimbledon Championships – Women’s doubles」
英語版Wikipedia「2026 Wimbledon Championships – Mixed doubles」
WOWOW テニス